JAL特別塗装3機揃い踏み

世界自然登録を記念したJALグループの特別塗装機3機が並ぶ奄美空港駐機場

 

 

アマミノクロウサギなどのキャラクターが描かれた特別塗装機

 

 

世界自然遺産記念し奄美空港

式典への祝意表す

 

 世界自然遺産登録記念式典が奄美市で行われた23日、奄美空港に日本航空(JAL)グループが運航する世界自然遺産記念の特別塗装機3機が並んだ。通常、3機が同時に同空港に並ぶことはなく、今回は式典への祝意を表す活動として、同グループが特別編成した。

 特別塗装の3機(JAL国内線、ジェイエア、日本エアコミューター各1機)の機体には「おめでとう!世界自然遺産登録―奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島―」と「守ろう!世界の宝」のメッセージとともに、環境省の希少動物キャラクター、ヤンバルクイナ(沖縄島北部、クイちゃん)、アマミノクロウサギ(奄美大島・徳之島、あまくろ)、イリオモテヤマネコ(西表島、まーや)が描かれている。

 午後2時20分着のJAL羽田―奄美便が同空港駐機場に到着、同40分にジェイエア―機の奄美―鹿児島便が出発するまでの約20分間、3機が一緒に並んだ。

 同グループでは、空港到着ロビーで世界自然遺産をPRする横断幕を掲げ、来島客らに環境保全などを呼び掛けるチラシなども配布した。JAL鹿児島支店の久見木大介支店長(50)は「3機が奄美空港にそろうことで、記念式典に花を添えることができた。今後も貴重な自然環境を保全、活用のため、グループとして協力し、持続可能な島づくりに貢献していきたい」と話した。

 特別塗装機は奄美・沖縄の世界自然遺産登録を記念し今年9月に就航。来年秋ごろまで国内線で運航される。