マコモを買い求める客でにぎわった直売会の会場
龍郷町の「秋名幾里マコモ生産組合」(メンバー22人)主催の「マコモ直売会」が、24日午前8時から生産者のマコモ水田前で開かれた。根元部分の肥大した新芽(マコモダケ)を1袋千円で販売し、町内外から多数の買い物客が訪れ、秋の味覚を買い求め、にぎわっていた。
直売会の場所は、秋名コミュニティーセンター門前から農道に入る通称「秋名田袋1号線」沿いで、生産者のマコモ水田前に作業小屋を設置して販売。秋名コミュニティーセンター敷地内の土俵場前で販売する生産者もいた。生産者それぞれの家族や知人が手伝いに駆け付けた。
直売会会場の農道沿いには「マコモ販売中」「マコモ直売所」「大売出し」と書かれたのぼりや、生産者の名前入りのぼりが設置されていた。
雨が心配されたが、直売会開始時の午前8時ごろに雨が上がり、生産者らをホッとさせた。買い物客の多くは、秋名コミュニティーセンター敷地内に駐車し、歩いて直売会の会場に向かった。
奄美市名瀬から来たという女性2人は、マコモダケの利用法について尋ねると、「豚肉と炒めたり、みそ汁の具にして食べる予定」と話し、町内から来た女性2人は「スライスしてニンジンなどと炒めて食べることが多い」「スライスして沸騰したお湯でボイルした後にドレッシングをかけて食べることが多い」と話した。
一人で何袋も買う客がいた。「観光客らしい客もいた」と話す生産者の関係者もいた。
生産者の多くは前日に収穫して袋詰めにして販売準備したというが、当日数が少なくなるのを見て急きょマコモ水田に入って収穫する生産者が数人いた。
マコモ入り袋に生産者の名前、収穫時の写真等のシールを貼る生産者もいた。
黒米を販売する生産者もいた。