世界自然遺産を応援

支援金目録を贈呈した横松支店長(右)と東副市長

キリンビール寄付 広域事務組合に約13万円

キリンビール(株)が7月13日から九州地区限定で販売してきた「キリン一番搾り生ビール 奄美・沖縄世界自然遺産登録応援デザイン缶」の売上金の一部を寄付する贈呈式が29日、奄美市役所であった。同社九州支社鹿児島支店の横松修支店長が、奄美群島広域事務組合副管理者の東美佐夫副市長に支援金目録を手渡した。

同社では2017年からデザイン缶販売などで世界自然遺産登録を応援しており、支援金の贈呈は5回目。今回は「一番搾り生ビール」のデザイン缶(350ミリリットル)約45万本を販売。売り上げ1本につき1円を世界自然遺産登録地域に寄付する取り組みで、同広域事務組合には13万27564円が贈られた。

デザイン缶は、販売開始から約1カ月間で完売する人気だったと言い、横松支店長は「奄美らしさを表現したデザインが好評で、全国の多くの人に喜んでもらうことができた。奄美の世界自然遺産登録を応援するメッセージも多数寄せられており、今後も様々な形で、継続して奄美・沖縄の自然遺産登録を応援したい」と話した。

東副市長も「毎回、奄美に思いを寄せていただきありがたい。寄付金は、子どもたちの環境学習などに活用したい。皆さんの思いに応えるためにも、島の宝である自然環境を守り、世界に発信していきたい」と感謝した。