期日前投票者数中間

奄美全市町村下回る
2区全体投票率は横ばい

 県選管は30日、衆院選の期日前投票(小選挙区)の中間状況(選挙期日2日前の29日現在)を発表した。奄美群島を含む鹿児島2区の期日前投票率は18・48%で、4年前の前回選(18・46%)とほぼ同じ。投票者数でみると奄美は全市町村が前回を下回っており、投票の低下は選挙結果に影響を及ぼす可能性がある。

 2区全体の期日前投票者数は6万2399人、前回比1994人減と2千人近く下回っている。大票田の谷山地区(2区鹿児島市は前回比2206人増)など県本土の各市は増加しているのに対し、奄美は奄美市の1600人減を最高に全て減少。大島郡では龍郷町(979人減)、瀬戸内町(755人減)、和泊町(740人減)などの減少が目立つ。奄美の期日前投票者数の割合は24・01%にとどまり、3割にも届いていない。

 2区の市町村の中で期日前投票率が最も高いのは宇検村の42・44%。次いで喜界町36・33%、瀬戸内町35・69%など。2区には6市あるが、奄美市の18・85%は鹿児島市(12・42%)に次いで2番目に低い。

 期日前投票率を前回と比較すると、伸び率の最高は南九州市で前回比6・76㌽増の23・95%。逆に最低は龍郷町で前回比20・01㌽減の20・56%。龍郷町は前回同様、選挙日程が町長選と重なったが、今回、町長選は現職以外に立候補者がなく無投票となった。

 2区を除く県内選挙区の期日前投票率は次の通り。

 1区=13・36%(前回選比0・57㌽増)▽3区=21・71%(同0・58㌽増)▽4区=19・19%(同0・55㌽増)