ハッピーハロウィーン!

ハロウィーンで集落を練り歩く子どもたち

 

龍郷町嘉渡集落で元気な掛け声響く

 

 龍郷町嘉渡の子どもたちは10月31日、集落の家々をまわってお菓子をねだるハロウィーンを行った。幼児小中学生10人は顔や手にペイントを施し、チャイナドレスや魔法使いに仮装して、地域の高齢者たちも笑顔でお菓子を手渡した。

 嘉渡のハロウィーンは、6年前に同集落に移住した亀井順子さん(72)の呼び掛けで、今年で2年目になる。2年前の同時期、突然仮装した子どもが亀井さん宅を訪れた。驚きと同時に、これを地域活性に生かせないかと始めた。

 保護者の一人が先頭でチヂンをたたき、子どもたちは自由に大声を出しながら集落を練り歩いた。玄関先で「トリック オア トリート=お菓子をくれないといたずらしちゃうよ=」と呼び掛けると、家の主は「ハッピーハロウィーン」と返し、うれしそうにお菓子を渡した。

 宮城から移住した五十嵐友弥君(小4)は、姉の美空さん(中3)実優さん(中1)と姉弟で参加。「お菓子をもらってうれしい。袋にたくさんたまっていくのが楽しい」と笑顔を見せた。

 昨年はハロウィーン終了後、教会でシチューの振るまいがあったが、今年は衆院選と重なったため中止。11月17日に改めて行われる。