10プログラムを披露した油井小中学校学習発表会。「油井の豊年踊り」の「稲すり」演目の場面
瀬戸内町立油井小中学校(迫田智志校長、児童2人、生徒5人)学習発表会が10月31日、同校体育館で開かれた。児童生徒は、保護者、校区住民ら多数が見守る中、10プログラムを披露し、プログラムが終わるたびに観客から大きな拍手が沸いていた。特に「油井の豊年踊り」では、児童生徒7人が4演目(稲刈り、稲すり、ヒゲフッシュ=観音翁の土俵見舞い=、ガットドン)を熱演してひときわ大きな拍手を浴びた。学習発表会に向けて「油井豊年踊り保存会」メンバーが指導してきた成果が出て、児童生徒は堂々と演じていた。
第1部では、全体合唱「ふるさと」、中学校国語弁論「世界自然遺産について考える」、中学校「職場体験学習のまとめ」、エイサー「奄美チンダラ節」などを披露。第2部では、中学校・世界自然遺産登録「未来に向けたメッセージ」、「あんなこと こんなこと あったよね」パート2、中学校英語「ショートスピーチ&スキット」、「油井の豊年踊り」を披露し、最後は観客も一緒に六調を踊り、盛り上がった。
中学校・世界自然遺産登録「未来に向けたメッセージ」では、生徒5人が調べた①植物の固有種②動物の固有種③奄美大島の固有生物④外来種―などについて発表。「あんなこと こんなこと あったよね」パート2の中では、幸本歩夢さん(小学3年)と田畑結愛さん(小学2年)が秋季大運動会でも披露した一輪車演技を披露、拍手を浴びた。
講評で迫田校長は「7人はよく頑張りました。感動した」などと話した。おわりの言葉を述べた幸本来夢さん(生徒会長、中学3年)は「コロナ禍、さまざまな催しが中止となった。そんな中、運動会、学習発表会は開催できた。学習発表会に向けてみんなで力を合わせ、練習を重ねてきた。きょうはありがとうございました」と述べ、感謝した。