軽石の除去作業に130人

軽石の除去作業の様子=与論町=(提供写真)

 

膨大な量に驚き
与論町

 

 【沖永良部】漂着した軽石を除去しようと、与論町管理職組合と同町職員組合によるボランティア作業が3日、同町茶花海岸西側であった。約130人が参加し、午前9時から1時間30分の作業で大型土のう袋50体分(約50立方㍍分)の軽石を回収した。

 同町役場によると、茶花海岸の西側は軽石の堆積が特に多く、重機が入りづらい場所だという。砂浜には足首が埋まるほど軽石が積もり、海岸線から10㍍先まで灰色の軽石が押し寄せ海面を覆っている。

 参加者はスコップなどを使って軽石をバケツや袋に詰めていった。

 同町役場の林健太郎さんは「軽石の量が多すぎて驚いた。今回だけでは除去しきれない。島内のほとんどの海岸に漂着しているので、継続して作業を行いたい」と話した。