大島、6日大分舞鶴戦

サイドノックで身体を動かす大島ナイン=鴨池市民

高校野球九州大会 万全の状態で初戦へ

【鹿児島】第149回九州地区高校野球大会は6日に鹿児島市の平和リース、鴨池市民、両球場で開幕する。鹿児島1位代表の大島は6日、市民球場第2試合で大分舞鶴(大分)と対戦する。

大島は3日に鹿児島入り。大会前日の5日は午前中、鹿児島市の鹿児島南高グラウンドでフリー打撃、ティー打撃などで打ち込んだ。

午後は市民球場に移動して約1時間の公式練習で汗を流した。サイドノックで身体を慣らしてからケース打撃。無死一塁からスタートし、実戦で起こり得る様々な状況を想定しながら、打撃、走塁の判断、守備の連携などを確認した。

けが人や体調不良者もなく、万全の状態で初戦に臨めそう。武田涼雅主将は「県予選では持ち味の打撃を出し切れなかったので、九州大会では大事な場面でしっかり打って勝ちたい」と意気込む。エース大野稼頭央は県予選の頃より冷え込んできたため、調子が出るまでに時間がかかるのを感じた。「試合前に多めに投げ込んでしっかり肩を作っていく」という。「県大会終盤のように緩急をしっかり使って、立ち向かいたい」と抱負を語っていた。

なお大島、鹿児島城西の試合の模様はKKB鹿児島放送の動画アプリ「KAPLI」でライブ配信される予定。ダウンロードはQRコードで。

アイズカンパニーが記念Tシャツなど寄贈
「感謝の気持ちをプレーで」

奄美市のスポーツウエアメーカー・アイズカンパニー(園田明会長)が、大島野球部員に記念Tシャツなどを寄贈した。「感謝しかない」(栄桜子マネジャー)と島からのサプライズ・プレゼントに感激した部員たちは、6日から始まる九州大会への意気込みを新たにしていた。

同社から寄贈されたのは県大会初優勝を記念したTシャツ、シューズ袋、タオルが全部員・スタッフ分のそれぞれ約40枚にマスク100枚=写真=。栄さんは「みんなで気持ちを一つにして、みんなの力で勝ち切りたい」と大会への意気込みを語った。代理で品を届けた保護者会の西田哲会長は「多くの人に支えられ、助けられてこの場に立てていると実感する。感謝の気持ちを全力のプレーで表して、多くの人に勇気と感動を与えるプレーをして欲しい」と期待していた。
     (政純一郎)