通り会連合会「秋まつり」

ティダモールに設置の特設ステージでは12団体がパフォーマンスを披露し、大勢の観客が舞台を楽しんだ

ステージやイベント、出店にぎわう
名瀬商店街から活気

 奄美市通り会連合会(森幸一郎会長)主催の2021年「商店街秋まつり」が6日、奄美市の名瀬中心商店街であった。歩行者天国となった商店街通りには仮装した子どもや若者、家族連れなどの大勢の来場者が詰めかけ、ステージやイベント、出店で活気にあふれた。

 イベントは、「商店街で思い出の一ページを」をコンセプトに、七つの通りでつくる同会事業者らが企画し運営。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で夏・秋まつりともに中止、2年ぶりの開催になった。

 イベントは正午、ハロウィンにちなんだ仮装ウォークラリーで開幕。子どもたちが魔女やお姫さま、人気アニメのキャラクターなどの仮装姿で通りを練り歩き、店主らにお菓子をねだった。

 午後1時には、ティダモールに設置された特設ステージでの催しもスタート。老若男女による吹奏楽やファッションショー、ダンスなどのパフォーマンスが披露され、観衆らはカメラ片手に迫力の舞台に熱狂した。

 このほか通り各地では、屋台やカフェ、健康診断やバルーンアートなど趣向を凝らした露店などが多数出店。あいにくの雨で会場は一部通りに集約されたものの、幅広い世代が家族や友達と地域の商店街に親しんだ。

 親子で来場した栄結美さん(6)は「お菓子をたくさんもらえた。楽しかった」と笑顔。森会長は会場を眺めつつ「このにぎわいがいつまでも続けばという思い」と述べ、「(商店街の)事業者もコロナ禍で大変な思いをした。これを機にいいスタートが切れれば」と話した。