朝日中吹奏楽部報告演奏会

全日本吹奏楽コンクール銀賞受賞報告演奏会を行った朝日中吹奏楽部。指揮は橋口通顧問

 

 

数多くの市民が久しぶりに生演奏に聴きいっていた

 

 

少人数で迫力ある演奏に感激
世界へのライブ配信も

 

 奄美市立朝日中学校吹奏楽部(橋口通顧問・指揮)は、10月23日に名古屋国際会議場センチュリーホールで行われた全日本吹奏楽コンクールで、奄美勢として44年ぶりに参加。13人という大会史上最少人数で見事、銀賞を受賞したことから、支援してもらった人たちへの報告と感謝を込めて6日、同コンクルール出場報告演奏会を奄美文化センターで開催。奄美エフエムディ!ウェイヴの渡陽子さんが司会を務め、会場を埋めた多くの市民が、その迫力ある演奏に耳を傾けていた。

 同部のテーマは「~響明心 笑顔と感謝のハーモニー 響け!奄美の海と空へ!~」。報告演奏会第1部でコンクール演奏曲・課題曲Ⅳ吹奏楽のための「エールマーチ」と自由曲・天女の舞~能「羽衣」の物語によるラプソディを披露、2部は現役生と卒業生それぞれの朝日中サウンドを奏で、3部では卒業生と共に「西郷どん」メインテーマや「島のブルース」、「青春の輝き」など6曲を演奏した。

 平野愛海部長は「夢のような舞台に立てたのは皆さまのご協力、応援のおかげで、たくさんの応援の言葉が私たちを明るくし、勇気づけてくれた。今日は皆様に恩返しができるよう、自分たちらしく明るく楽しく感謝の気持ちを込めて演奏したい。私たちの朝日中サウンドを聴いてください」とパンフレットで紹介。

 金久中吹奏楽部でクラリネットを吹いていたという西谷倫子さん(31)は、初めて同中の演奏会を聴いたとのことで「こんなに少ない人数で、あんなに迫力のある演奏ができるなんてすごい。フルートの音がすごくきれい」と感激していた。   

 同演奏会の模様は同校OBなどが住む海外へもYouTubeでライブ配信され、国内でも400人以上が朝日中サウンドに耳を傾けているとの報告も。また、会場ロビーにはこれまでのトロフィーや九州大会での金賞受賞の様子、全国大会銀賞受賞の様子などの写真が数多く並び、来場者が見入っていた。