大島、初の4強へ

大島、初の4強へ

【準々決勝・興南―大島】完封勝利で4強入りを決め、歓喜の大島ナイン。右端がエース大野=平和リース

九州高校野球
自力センバツに前進
「みんなでつかんだ勝利」

【鹿児島】第149回九州地区高校野球大会第3日は9日、鹿児島市の平和リース、鴨池市民、両球場で準々決勝4試合があった。大島は興南(沖縄1位)を3―0で完封し、初の準決勝進出を決めた。来春のセンバツ甲子園出場の目安となる4強入りを果たし、2014年に21世紀枠で出場して以来となるセンバツへ大きく前進した。

大島は三回裏に集中打を浴びせて3点を先取。四回以降追加点は奪えなかったが、エース大野を中心に興南打線に得点を与えなかった。この日も三塁側スタンドは学校から吹奏楽部や応援団がやってくるなど、多くの応援が選手の背中を後押しした。塗木哲哉監督は「みんなでつかんだ勝利。地域の人たちにも応援してもらえて感謝しかない」と語っていた。

10日は休養日。第4日は11日、平和リース球場で準決勝2試合がある。大島は第1試合で有田工(佐賀2位)と対戦する。