奄美市国際交流員 ローズさんに辞令交付

朝山市長と辞令を手に新国際交流員のローズさん(右)

奄美・テキサスの架け橋に

 奄美市は10日、新しい国際交流員のレベッカ・ローズジーン・クレーグさん(25)の着任を発表し、市役所で辞令交付式を開いた。配属は商工観光情報部紬観光課。アメリカテキサス州出身のローズさんは「奄美の文化をいろいろ学んで、テキサスの人とシェアができるよう頑張りたい」と意気込んでいる。任期は来年7月末まで。

 ローズさんは、同州フロスト出身。今年5月に卒業のアイビーリーグの1校・ブラウン大学では比較文学を専攻。副専攻は東アジア研究で、2019年には半年間、慶應大学への留学経験もある。

 交流員には、国の外国青年招致事業(JETプログラム)を通じて着任。前任のホワイト・ローズマリーさん(アメリカ出身)の業務を引き継ぎながら、地域の魅力発信や観光振興などに取り組んでいく。

 式では、朝山毅市長が辞令を交付。朝山市長は「心から歓迎する。大きなアメリカとの架け橋として、セールスに取り組んでほしい」と期待した。

 性格は明るく社交的で、奄美の第一印象を「海がきれい。飛行機でも写真を撮り過ぎた」と巧みな話しぶりのローズさん。前日来島の疲れも見せず、「異文化交流を通して多くの人と話をしながら、奄美を学んでいきたい」と抱負を語った。