生ごみ処理器「キエーロ」寄贈

生ごみ処理器「キエーロ」(手前)と贈呈式に参加した園児と関係者ら=和泊町=(提供写真)

和泊町の保育園など9施設に 第一生命

 【沖永良部】和泊町と包括連携協定を結んでいる第一生命保険が12日、同町の保育園やこども園など9施設に生ごみ処理器「キエーロ」を1基ずつ寄贈した。

 連携協定による子育て支援や環境保全活動の一環。現在町で進めている生ごみ減量化の取り組みに賛同し、平常的に生ごみが出る保育園などでキエーロを活用してもらおうと、寄贈を決めた。

 キエーロは、土中に含まれるバクテリアで生ごみを水と二酸化炭素に分解する処理器。使い方がシンプルで電気代等の維持費がかからないという。野菜くずや肉、廃油、スープ類などのほか、時間はかかるが貝殻や骨も処理できる。

 処理器は、箱形とプランター型の2種類あり、今回は箱形を各施設に贈った。

 この日は、わどまり保育園で贈呈式を開き、園児らがお礼の歌を披露。最後に「生ごみを減らそう」と参加者全員で声を合わせた。

 保育園の田原かおり園長に目録を手渡した第一生命保険の遠山雄一鹿児島支社沖永良部オフィス長は「ご飯は好き嫌いなく食べることが大事。処理器を通して、普段からごみの削減や環境を守る意識を育ててほしい」と話した。