華やかに「七五三」詣で

奄美市名瀬の高千穂神社では、七五三詣でに訪れる家族連れでにぎわった

子どもの健やかな成長願う
高千穂神社、家族連れにぎわう

 「七五三」の15日、奄美市名瀬の高千穂神社(黒木正和宮司)では、子どもの手を引く家族連れでにぎわった。華やかに晴れ着や袴着をまとった子どもたちは両親や祖父母と神社を詣でて、健やかな成長を願った。

 七五三は3歳男女の「髪置き」、5歳男児の「袴着」、7歳女児の「帯解き」の三つの通過儀式が由来。神社を詣でて節目を祝い、子どもの長寿や幸福などを願う。

 今年は、2015年生まれの女児、17年生まれの男児、19年生まれの男女が対象。境内では親子らが神事で守護を授かった。

 神社では、子どもたちが両親や祖父母らと手をつないで次々と参詣した。境内は木々が濃く色づき、華やかな振り袖、りりしいはかま姿が強調。どの家族も、はしゃぐわが子に目を細め、晴れ姿をカメラに収めたり、絵馬に願いごとを書いたりと楽しんだ。

 両親、祖母、伯母の5人でお参りにきた同小俣町の前田憲涼くんは今年で満5歳。家族は「元気で優しく思いやりのある子。これからもすくすくと元気、健康に育ってほしい」と話した。

 同神社によると、近年の七五三詣は11~12月にまたがるなど分散傾向。13・14日の土日には40人が参拝。子どもたちには千歳飴や絵馬などの入った七五三袋がプレゼントされた。