障がい者スポーツを体験

車イスを操りながらコースを進む児童ら=知名町田皆小学校=

スラロームやボッチャなど3種目
国体向け気運高める 知名町田皆小

【沖永良部】障がい者スポーツを体験する出張授業が13日、知名町立田皆小学校(野村さみ子校長、児童数39人)であった。スラローム、アキュラシー(フライングディスク)、ボッチャの3種類を体験し、競技ルールや体の使い方を学んだ。

2023年開催予定の鹿児島国体の機運を盛り上げようと開催。この日は、体育館にスラローム、アキュラシー、ボッチャの3種目のコートを準備し、ルールを説明後に各競技を体験した。

スラロームは、車イスを操って赤と白のピン(旗門)が置かれた30メートルのコースを前進、後進してタイムを競う種目。車イスに乗った児童らは「まっすぐ進まない」「どうやって回転すればいいの」と話しながら、ゴールを目指した。

5年生の田中琉介さん(11)は「車イスの動かし方が難しかった。障がい者のことを知ることができた」と話した。

講師を務めた県国体・全国障害者スポーツ大会課の迫田明博さんは「障がいを持っている人もスポーツで頑張っている。今回紹介した競技をみんなで楽しんでほしい」と語った。