九州大会準優勝の表彰伝達式が行われた。武田主将(右)、大野副主将(中)、黒木校長(左)=16日、同校校長室
九州準優勝盾手渡される 目標へ練習励んで
第149回九州地区高校野球大会に12季ぶり3回目の出場を果たし、離島勢初の準優勝でセンバツ出場が確実になった大島高校野球部の表彰伝達式が16日、同校校長室であった。武田涼雅主将(2年)、大野稼頭央副主将(2年)が出席。黒木哲二校長から表彰状が読み上げられ「おめでとう」と、激励の言葉と賞状、準優勝盾が手渡された。
黒木校長は「目標(甲子園ベスト8)を実現する可能性が高くなった。そこを目指して試合で得た課題を克服し、冬場の練習に励んでもらいたい」とエールを送った。
島から甲子園について武田主将は「ここで(大高)、野球をすることしか考えなかった。大野、西田と一緒に大高で野球ができる、甲子園を目指せると思い本気でやってきた。1年生の時から自分、周りにも言い続けていた」と甲子園への思いを話し、九州大会については「準決勝も負ける気はしなかった。チームメイトとも話し合い、気を引き締め全員でつかんだ勝利」と、振り返った。
大野副主将は「センバツに行くつもりで練習し、これまでよりまた一つ成長して、トレーニング、練習に励みたい」と意気込みを示した。
「甲子園でベスト8」を目標に、島から、そして自力での甲子園を合言葉に県大会優勝、九州大会準優勝を実力で手繰り寄せた大高野球部。2014年、21世紀枠で出場した以来のセンバツ大会選考会は来年1月28日に行われる。