感謝の手紙を手に記念写真を撮る小川医師(前段右から2番目)と診療所スタッフ、大和小の児童ら
大和村立大和小学校(新村篤校長、27人)の児童2人が17日、同村大棚の国民健康保険大和診療所を訪れ、小川信医師(47)や看護師ら同診療所の医療従事者に感謝の気持ちを伝える「お礼の手紙」を贈った。
同校では、勤労感謝の日(23日)を前に、学校医として児童の健康診断なども行っている小川医師ら診療所スタッフに感謝の気持ちを伝えようと手紙を書いた。この日は、保健委員の5年、福本旺太郎くん(11)と奥田小春さん(11)が代表して、全児童27人の手紙が張られた紙を手渡し、「みんなの健康を守ってくれてありがとうございます」と日頃の感謝を伝えた。
手紙には、「ぼくのこっせつの原いんをたしかめてくれてありがとう」、「いつもぼくたちを元気にしてくださりありがとうございます。もしこまった時は助けてあげます」、「みんなのために、けんさやいろんなことをして、安心安全にしてくれてありがとうございます」など、それぞれの感謝の言葉がつづられている。
福岡市出身の小川医師は、県立大島病院勤務を経て2015年から同診療所で勤務。今年5月には、全国でもいち早く、新型コロナウイルスのワクチン接種を開始するなど、高齢化率40%を超える同村の地域医療を一手に担っている。また、村内の小中学校の学校医として、児童らの健康管理も行っている。
福本くんは「小川先生はとてもやさしく、よく話を聞いてくれるので、安心して診察を受けることができる」と話し、奥田さんも「優しい先生で大好き。村の人たちのためにもいつまでも元気でいてほしい」と話した。
子どもたちの手紙に小川医師は「医者として当たり前のことをしているだけなのに、こんなに感謝してもらい、うれしい。診療所のスタッフみんなも元気をもらうことができ、こちらこそ感謝したい」と話した。