里アンナさん精力的なコンサート活動

里アンナさんの唄声が響く「岡崎慎司フットサルフィールド」(提供写真)


ハクジュホールで熱唱する里アンナさん(提供写真)

世界自然遺産 故郷の情報も同時に発信

 【東京】奄美出身の里アンナさんが、精力的に活動している。奄美大島、茅ヶ崎、東京などのほか各地で熱唱、世界自然遺産登録となった故郷の情報も同時に発信している。「改めて奄美の素晴らしさを知った」という熱い歌声で、観客を元気づけているようだ。

 コロナ禍により活動自粛の状態にあった、里アンナさんだが緊急事態宣言明けに歩調を合わせるように動きを活発化させている。10月16日に、奄美リゾート・ばしゃ山村で前山真吾さんとのコンサートを大成功に終えたアンナさんは、24日、神奈川へ。JR茅ヶ崎駅から徒歩圏内の「岡崎慎司フットサルフィールド」に登場。屋外のため、日常生活の音が聴こえる環境でシマ唄を熱唱した。ワイド節では、裸足になってリズムに乗って楽しむ子どもや、大人も踊りだし南の島の雰囲気がフィールドに広がった。

 そして3日後の27日、東京・渋谷区のハクジュホールへ。両壁にガラスの板が設置され、天井に曲線状の切れ込みが入る独特なステージに登場。「瞑想のピアニスト」とされるウォン・ウィンツァンさんとの共演を果たした。

 アンナさんは「どういう風に唄を届けていけばいいか、思い悩んだ時期もあった」とコロナ禍を振り返り、加えて「奄美の自然の中から、シマ唄の配信をして、改めて奄美の素晴らしさを知ると同時に、そこから唄も生まれていることに気付かされた」と語った。シマ唄の他に童謡などで、ホールを包み込みよう、圧倒的なパフォーマンスを披露した。

 「世界自然遺産登録となり、もっともっと守っていかなければならない」。故郷に思いをはせるアンナさんは、12月4日、益子スターネットで。2022年1月22日、紀尾井町サロンホールでコンサートを行う。詳細は、里アンナ・オフィシャルホームページへ。

https://annasato-primitive-voice.com/