私たちが育てた花見を楽しんで!

花への水やり、除草等を続けている栽培委員会のメンバー。色とりどりのジニアの花などが咲く花壇

 

ジニア中心、校内明るく
伊津部小の栽培委員会

 

 「校内は花でいっぱい、明るい雰囲気に。散歩がてらに私たちが育てたきれいな花を見てね」―。奄美市立伊津部小学校(山田吉夫校長、児童202人)の栽培委員会(前島海音委員長、5年生8人・6年生6人)は、4月から校内の花壇やプランターで花を育ててきた。奄美新聞に情報を寄せた花の愛好家だという男性は「立派な花々が咲いている。ぜひ新聞で紹介してほしい」と話していた。

 学校では、年間活動計画を立て栽培計画、栽培委員会の活動を規定している。栽培委員会の5・6年生メンバーが4月以降、5グループに分かれて毎朝花に水をやり、除草などを続け、マリーゴールドは種まき、仮植をした。山田校長によると、難しい作業は、校長や教職員が支援した。

 8~10月に育てた主な花は、ジニアをメーンに、サルビア(3種)、「羽毛けいとう」など計12種。

 11月の第1週に開花ピークになるよう栽培している。

 ジニアは、山田校長が「切り戻し」という方法で栽培してきた。色とりどりの花を咲かせ、花が前の方へ下がり、丸みが出ている。いろんな色の花が咲く種を購入した。

 栽培委員会メンバーは、これまでの作業を通じて感じたことについて「花も人も命がある。花とふれあいながらそのことを感じながら育てた」(前島委員長・6年)、「花に水をあげ、いろんな花のことを知り、楽しかった」(林陽翔くん・6年)、「水やり、土づくりが楽しかった」(坂元七海さん・5年)、「花とふれあうことが楽しかった」(郡優菜さん・5年)―と話した。

 また、5・6年生児童を対象に「一人一鉢」栽培を行っている。自分が好きな花の苗を選んで育てており、校内の一角に花鉢が並べられていた。