奄美大島LC結成55年記念大会

会員やクラブ関係者ら約120人が参加し節目を祝った奄美大島ライオンズクラブの結成55周年記念大会

地域根差した貢献誓う

 奄美大島ライオンズクラブ(337―D地区鹿児島R・8Z、對喜勉会長)は28日、奄美市名瀬の市民交流センターで結成55周年記念大会を開いた。会員やクラブ関係者ら約120人が参加。節目を盛大に祝うとともに、活発な奉仕活動を通じ、より一層地域に貢献することを誓った。

 對喜会長は式典で「歴代の会長や諸先輩の努力により作り上げられた歴史と伝統を受け継ぎ、我々は奉仕するというライオンズ精神を忘れることなく、地域に根差した奉仕活動の歴史を刻んで行こう」とあいさつ。来賓の三反園訓衆院議員、印南百合子県大島支庁長、朝山毅奄美市長、337―D地区の金沢幸一ガバナーらも「一層のまい進を」と祝辞を述べた。

 国際会長感謝状贈呈の後は、クラブや会員表彰などを実施。記念事業としては、観光協会との奄美PR動画作成支援のほか、朝日中吹奏楽部全国大会支援、学童野球の冠杯の実施、奄美市社交飲食業組合支援金贈呈に取り組んだことなどが報告された。

 このほか、奄美世界自然遺産登録を記念し、奄美群島内の7LCクラブが合同で「自然保護宣言」を発表。恵まれた自然環境を子々孫々まで維持・保護に努めることを誓った。

 式典後は奄美観光ホテルに会場を移し祝宴を開催。元ちとせによる歌謡ショーなどアトラクションが催され、会員らとの交流を楽しんだ。

 同クラブは1966年11月、西宮さくらLCをスポンサーに26人で始まった。地域貢献の募金や献血広報活動、清掃ボランティアなどのほか、青少年の育成として少年野球やバレーボール支援などの活動を長年継続している。