犯罪被害者への配慮を呼び掛ける参加者たち
広報啓発キャンペーン 奄美署
奄美署(濱田忠広署長)は29日、犯罪被害者週間(11月25日~12月1日)に伴う広報啓発キャンペーンを主催し、奄美市名瀬浦上のタイヨー浦上店玄関前で行った。同署のほか奄美市役所市民部市民協働推進課、女性と女児の生活水準向上のためのボランティア活動団体国際ソロプチミスト奄美との合同開催。
犯罪被害者週間とは、2005年に閣議決定された「犯罪被害者等基本計画」において「犯罪被害者等基本法」の成立日である12月1日以前の1週間と定めたもの。開催の目的は「犯罪被害者等が置かれている状況への配慮、犯罪被害者への名誉または、生活の平穏への配慮への重要性等について県民に知ってもらうため」としている。
午後3時ごろに開始した啓発活動には、犯罪被害者への理解を呼び掛けるチラシやウェットティッシュなどが配られ、受け取った客一人ひとりに丁寧な説明がされた。
国際ソロプチミスト奄美会長・伊東静子さんは「声を大にして言えないでいる女性被害者たちは世の中に多い。これを機会に支援センター、相談窓口があることを知ってもらえれば」と語った。