安田新市長が初登庁

初登庁し職員から花束を受け取った安田新市長

「風通しの良い市政を」市民や職員ら出迎え

任期満了に伴う奄美市長選(11月14日投開票)で初当選し、新市長に就任した安田壮平市長(42)が1日、市役所に初登庁した。午前9時、市役所前の市民広場に到着した安田市長は、多くの市民や職員の出迎えを受け、早速、市長としての公務に臨んだ。登庁後に行われた職員への訓示では「明るく、優しく、風通しの良い奄美市を実現したい。若さゆえに足りない経験や知恵は、ぜひ職員のみなさんに補ってもらいたい。市民の幸せのため、よりよい奄美市をつくるため、これまで以上に自由闊達な意見、議論ができる環境をつくっていきたい」と抱負を語った。

市民広場には、安田市長の初登庁を見届けようと多くの市民らが詰めかけた。午前9時、安田市長が公用車から降りると、会場からは大きな拍手があがった。安田市長は、広場内の階段を歩きながら、市民らに会釈、こぶしを握りガッツポーズを見せるなど、今後の市政運営への意気込みをみせた。

登庁後、すぐに職員から市長の襟章をつけてもらい、花束を受け取ると、「一緒に頑張っていきましょう」と職員らに声をかけ、市長室に向かった。

午前10時からは、市役所5階で職員に対する訓示を行った。約150人の職員を前に「明るく優しく風通しの良い未来都市奄美市の実現に向けて全力で取り組んでいく。私一人の力では実現できない。市民、市議会、民間団体の皆さん、奄美群島、県、国と連携を深めるため、まずは全職員としっかりと対話や議論を重ね、一つ一つの課題に取り組んでいきたい」などと、市政運営への思いを語り、「市民により身近な市長を目指していく。幸せの島を本気で目指しチャレンジしましょう。責任は私が負います。共に頑張っていきましょう」と、抱負を述べた。

安田市長は同市出身。2011年から3期約9年半、奄美市議を務め、11月の市長選で初当選を果たした。任期は25年11月30日までの4年間。