群島内でトップ南栄糖業が操業開始 

安全操業を願い、サトウキビを機械に投げ入れる関係者ら=1日、南栄糖業=

8期連続の年内操業 無事故願う

【沖永良部】群島内大型製糖工場のトップを切り、南栄糖業(株)(武吉治社長)の2021/22年期の操業が1日、始まった。今期の搬入量見込みは、8万7707トン(前期実績9万7458トン)で、町別で和泊町3万7065トン、知名町が5万642トン。年内操業は8期連続。

出発式にはキビ農家ら約80人が参加した。沖永良部さとうきび生産対策本部の福茂治本部長は「生産者の所得向上のためには製糖期間の短縮が必要。関係機関とともに英知を絞り、適正な製糖期間で終了できるよう協力してほしい」とあいさつ。武社長は「安定した収量を出してもらえるのは、県内や沖縄県も含めて沖永良部だけ。生産者や関係機関の努力と協力のおかげ」と感謝を述べた。

安全祈願祭では、武社長ら6人がサトウキビの束を機械に投げ入れ、安全操業を願った。

年内は28日に搬入終了。年明け1月5日から再開し、4月3日に終了予定。操業日数は117日間。