ワクチン接種、PCRなど条件も
奄美大島5市町村
奄美大島5市町村は3日、2022年の成人式を来年1月に行うと発表した。日程は、奄美市(名瀬、住用、笠利地区)、龍郷町が1月3日で、大和村、宇検村、瀬戸内町が翌日の4日。2年ぶりの開催で、自治体によっては出席にワクチン接種やPCR陰性の証明書提出を求めるなど、感染対策を強化する。
21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で5市町村は中止。22年は島内での新規感染者が確認されていないこと、全国的な感染者数減少で往来による感染リスクが減少していることなどを踏まえて判断した。
式典への出席条件は市町村や地区によって大きく異なる。奄美市名瀬地区では、島外帰省者、ワクチン未接種の参加者にはPCR検査(無料)を受けるよう協力を求め、混雑しないよう受付窓口は時間をずらした2部制に。参加者には事前に送付した2週間分の体調管理チェックシートの提出を依頼し、密を避けるために保護者や親族の出席を見送るなど、感染防止に努める。
市町村によっては、ワクチンの2回接種やPCR陰性の証明書提示が条件にする場合もあり、保護者や親族の出席を認める自治体もある。詳しくは、内文書や各市町村のホームページに掲載予定で、問い合わせは、各市町村の教育委員会で受け付ける。
なお、今後の感染状況によっては中止や延期、オンライン開催になる可能性もある。