団体形で男女そろって全国大会34年連続出場の伝統を守った徳之島高空手道部員たち(提供写真)
男女形で伝統守る
【徳之島】第41回全九州高等学校空手道新人大会(11月19~21日、沖縄県立武道館)に出場した徳之島高校空手道部は団体形で女子が第3位、男子も第5位に入賞。男女そろって第41回全国高等学校空手道選抜大会(来年3月24~26日・宮城県総合体育館)に出場する。全国大会常連校として34年連続出場の伝統を守った。
全国大会連続出場記録の更新という伝統校の重圧に耐えての南九州ブロック代表の座の獲得に、徳高空手道部女子の清原槙主将(2年生)は「34年連続出場がかかっていてプレッシャーがすごかった。でも、全国の切符を勝ちとることができて安心した。全国では自分たちらしく堂々と形をうちたい」。
同部男子の丸野温人主将(2年)も「先輩たちがつないできた全国大会出場を自分たちの代でもつなぐことができて安心した。出場するだけで満足せず、全国でも勝ち上がれるように頑張っていきたい」と抱負を語った。
同部は現在、OBでもある嶺山朋生監督(24)=徳之島町役場勤務=が今年から形を中心に指導を始めた。伝統を守った後輩部員らの大健闘に「練習以上に素晴らしい演武をして無事34年連続出場となる全国への切符を獲ることができて本当によかった」。「選手の頑張りはもちろんのこと、紀野宏繁師範をはじめ学校側や保護者のみなさんの力がなければ達成できなかった。全国の猛者たちに負けない空手道部にしたい」と話していた。