航空灯火が織りなすイルミネーション

夜の滑走路の航空灯火が参加者たちを魅了した(奄美空港)

奄美空港・JAL「親子で滑走路 NIGHT WALK」
参加者魅了、写真撮影楽しむ

日本航空鹿児島支店奄美営業所(栄正行所長)は4日夜、奄美市笠利地区の小学生の親子、教職員を対象にしたイベント「親子で滑走路 NIGHT WALK」を奄美空港で開催した。奄美市笠利総合支所、県土木部、奄美空港ターミナルビル(株)が協力。もともとは8月の開催予定だったが新型コロナウイルス感染拡大防止のため断念。続く11月の開催も天候不順で中止。今回は天候にも恵まれ無事三度目の正直となる開催となった。

約120人が参加した同イベントは、同空港ターミナル1階到着ロビーでプロジェクターによる内容説明及び滑走路標識、各航空灯火の役割などの解説からスタート。続いて「滑走路で書いてある数字は何か」といった実際に滑走路を歩くことで分かるクイズが出されたのち、今回のメインイベントである「滑走路WALK」が行われた。参加者たちは普段お目に掛かれない、夜の滑走路の航空灯火が織りなすイルミネーションに見入りながら、それぞれ写真撮影を楽しんでいた。

イベントの案内役を務めたJALエンジニアリング奄美大島空港整備事務所統括マネージャーの森本慎一さん(51)は「一般の方を滑走路で案内するにあたり10月末に予行練習をした。奄美の物流は船便中心で、空港も観光客中心の利用となっている。島の人にも空の世界の魅力を知っていただければ」
と語った。

笠利小学校4年の前田大翔(ひろと)くんと参加した母親の前田美晴さん(41)は「子どもと夜の滑走路を歩けて貴重な経験だった。さまざまな灯火が流れるように光っていてとてもきれいだった。また機会があれば参加したい」と話した。