2022年カレンダー制作

字のシンボル「ジッキョの獅子」の隣で、制作したカレンダーをPRする大野德起塾長=知名町瀬利覚=

「来年は明るい1年に」
知名町瀬利覚ファングル塾

 【沖永良部】知名町瀬利覚字で活動するNPO「名水のむらジッキョ、自立・創造委員会」(ファングル塾)がこのほど、2022年のカレンダーを制作した。全部で360部作り、字出身の島外(千葉と神戸)在住者に110部を送り、250部は字の全戸に配布する。

 同塾は2013年6月設立。主な活動は▽住民が集まる場の経営▽野菜市の開催▽絶滅危惧種トーギョの保護・増殖▽観光スポット「ジッキョヌホー」を活用した散策ツアーの実施▽字の環境美化―の五つで、これらの取り組みを知ってもらおうと、昨年からカレンダーの制作を行っている。塾の運営資金の一部を制作費に充てた。

 カレンダーには、塾メンバーの朝戸武勝さん(76)が撮影した写真を掲載。今回は「協働・きずな」をテーマに、字のお年寄りや子ども達の顔がわかる写真を多く採用した。

 同塾の大野德起塾長(75)は「新型コロナウイルスの影響も少しずつ収まっている気配がする。来年は弾けるような明るい1年になってほしい」と話した。