与論島製糖

工場に搬入されるサトウキビ=7日、与論町=

5期連続の年内操業
質・量ともに期待 生産量2万6100トン見込む

【沖永良部】与論島製糖(株)与論事業所(中野貴志所長)の2021~22年期の製糖が7日、スタートした。昨年より5日早い操業開始で、年内操業は5期連続。生産量は2万6100トン(前期実績2万5921トン)、単収6632キロ(同6577キロ)を見込んでいる。

今期の収穫面積は前期と同じ394ヘクタール。生育状況について同事業所の担当者は「夏場に適度な降雨に恵まれ、台風の影響もなかった。ほ場ブリックスも19度を超える高い数値が出ている」とした。

同日、関係者ら約40人が参加して安全祈願祭と出発式を開催。与論島製糖(株)の松下豊社長が、今期の安全操業を祈願してベルトコンベアーのスイッチを押した。

年内は、搬入が21日まで。年明けは1月5から開始、操業終了は3月20日を予定している。