秋名小で「夢授業

秋名小の児童7人が、地域の職業人6人に仕事に関する質問をし、話を聞いた「夢授業」

「注射打つとき怖くないですか?」「これまで何人捕まえましたか?」
地域の職業人から話聞く

 「地域の職業人から仕事の話を聞く授業を体験」―。龍郷町立秋名小学校(平田郁夫校長)4~6年生7人を対象とした「夢授業」が10日、同校体育館で行われた。児童は、講師を務めた地域の職業人6人がいる席を順次回って①その職業を選んだ理由は、どうしてですか?②その職業に就くまでに頑張ったことは何ですか?③働いていてうれしいこと、辛いことは何ですか?―などと質問し、職業人の答えや講話をメモしていた。

 「夢授業」に協力したのは、喜多林寛俊さん(警察官)、重山沙生さん(看護師)、西田誉さん(建設業)、楠元美樹さん(紬職人)、牧原千博さん(消防隊員)、平田校長(教員)。

 児童は1~2人に分かれて、職業人がいる席を順次回り、1回6分間の質問タイムに臨んだ。

 児童2人の質問メモを見ると、警察官の喜多林さんには「これまで(犯人を)何人捕まえましたか」「警察官になるまでどのくらい勉強しましたか」と質問した。また、看護師の重山さんには「注射を打つとき怖くないですか」、消防隊員の牧原さんには「これまで何軒の火を消しましたか。消防隊員になるまでどれぐらいの訓練をしましたか」―などと質問した。

 紬職人の楠元さんは、繭から取った絹糸などを児童に見せて触らせていた。看護師の重山さんは、聴診器で自身の心臓の音を児童に聴かせていた。

 終了後、眞俐理さん(6年)は「今、勉強を頑張ることが一番大事だと思った」と話し、牧龍飛くん(4年)は「今までは大人の仕事について分からなかった。(職業人6人の)話を聞いて、『やってみたら楽しそうだな』と思った」と感想を話した。