「やせいのいきもの絵画展」

「やせいのいきもの絵画展」に展示された入賞作品と受賞者たち

民さん(名音小3年)福岡さん(亀津小4年)大賞

 環境省奄美野生生物保護センターと奄美自然体験活動推進協議会は18日、第22回「やせいのいきもの絵画展」を開催し、入賞者12人の賞状授与式を行った。応募総数170点(応募校数21校、個人応募1)の中から、いきもの大賞は、名音小3年民歩和さん(低学年の部)と亀津小4年福岡友輝さん(高学年の部)がそれぞれ受賞した。

 今年度のテーマは「世界にじまんしたい!わきゃあまみ」。奄美の自然や野生動物を自分自身で見て感じて考えてほしいと毎年開催。同センターの田口知宏管理官は「今年は生物に限らず、テーマに沿った『奄美』を考える作品が多かった」と話した。

 大賞の民さん作『真夜中の森にひびく声』は、夜の木の枝に眠るアカショウビンを下から照らした様子を、見事な配色で描写。夜は鳴かない鳥だが、真夜中の森に響く鳴き声を想像した作品。

 福岡さん作『守ろう自ぜんを!』は、全身黒の体毛に、真っ赤な目が印象的に光るアマミノクロウサギを描いた。クレヨンで塗った、顔周りの黒毛のフサフサ感も丁寧に描写している。

 絵画展は、同センター企画展示室で18日から来年2月6日まで開かれる。

 大賞以外の入賞者は次の通り(敬称略)。

 【あざやか賞】▽低学年の部 神之嶺小2年大澤李唯子・名瀬小3年榮優築▽高学年の部 阿室中1年後藤愛彩・西阿室小4年宮田蒼大【ユニーク賞】▽低学年の部 今里小2年永田要・今里小1年前田?歩▽高学年の部 名瀬小5年榮優磨・馬根小5年常美里弥【審査員特別賞】大棚小3年徳雷汰・奄美小2年元優誠