東城中が法務省局長表彰

法務省局長および全国人権擁護委員連合会長表彰を受けた東城中の永井校長(右2人目)と、県作文コンテストで奨励賞に選ばれた林さん(同3人目)

長年の人権擁護活動を評価
奄美委協が伝達

長年の人権擁護活動の功績が認められ、奄美市住用町の東城中学校(永井孝典校長、生徒12人)が法務省局長および全国人権擁護委員連合会長表彰を受けた。21日、奄美人権擁護委員協議会の満香惠子委員らが同校を訪れて、永井校長に感謝状を伝達した。

法務省は「人権週間」に合わせて、人権擁護教育について他の模範となる活動をし、特に功績のあった学校などを表彰。県内25校、奄美群島では同校が唯一、選ばれた。

表彰は、これまでの取り組みの積み重ねが評価された。同校では法務省が主催する人権作文コンテストに毎年生徒が作品を応募。ほかにも、自己肯定感を高めるため児童生徒がメッセージを寄せ合う「思いやりの木・笑顔の森」や、命の大切さを育む「人権の花運動」などにも取り組んでいる。

満委員は「人権意識の高揚への尽力に感謝したい。これからも楽しく人権教室が続くことを願う」と感謝状を贈呈。永井校長は「先生方の長年の指導の賜物。これを励みに、今後も活動を継続したい」と話した。

同校ではこのほか、第40回県中学生人権作文コンテスト鹿児島大会で奨励賞を受賞した2年の林海心さんも同席。林さんは「入賞するとは思ってなかった。ぼくの作文を見て自信を持って生きてくれる人が増えたらうれしい」と喜んだ。