地元産の花を飾り生産者応援

奄美空港到着ロビーに設置された花飾りを眺める利用者

県園振協大島支部 空港など公共的施設彩る
トルコキキョウやグラジオラス

新型コロナウイルスの感染拡大で需要や価格が低迷する地元産の花の消費を喚起し、生産者を応援しようと、奄美市笠利町の奄美空港など市内3カ所の公共的施設に花飾りが飾られた。訪れた利用者らは華やかなフラワーアレンジメントの展示に足を止め、彩る花に心を癒していた。

県園芸振興協議会大島支部と奄美群島農政推進協議会が主催。公共的施設に地元産の花を飾ってPRし、改めて花に興味を持ってもらおうと取り組んだ。

同空港の到着ロビーでは、奄美市名瀬の和田生花店の和田邦文さんが飾りつけを担当し、トルコキキョウやグラジオラス、オリエンタルユリやスターチなど島の花をふんだんに使ってアレンジメント。「目の保養、心の癒しとして楽しんで」とアピールした。

空港利用者も花が目に入ると「これ何ていう花」と指差して眺めるなど興味津々。空港職員も「場が華やかになった」と喜んだ。

展示は27日まで。奄美空港のほか、名瀬港待合ロビー、県大島支庁1階ロビーでも飾られている。