「ファイヤーバスターズ号」納車

入選児童たちを招きあった天城町新消防車「ファイヤーバスターズ号」納車セレモニー=24日、町防災センター

天城町 安心安全へ
小学生ら名称・イラスト応募

【徳之島】「ファイヤーバスターズ号」こと天城町水槽付消防ポンプ自動車の安全祈願祭・納車セレモニーが24日、町防災センターであった。車両名と車両後面シャッター(資機材格納庫)のデザイン案公募の入選児童ら交え約90人が参加。防火防災・安心安全な地域づくりへの「こだわり」を演出した。

2000年に導入した町消防団(上岡義茂団長)所有の水槽付消防ポンプ自動車が20年を経過したため、町が21年度同購入事業(総事業費約4400万円)で発注。並行した「こだわり」として、まず町内の小学4年生ら対象に車両名とシャッター・イラスト原画案を夏休み中に公募。森田弘光町長や院田裕一教育長、消防団員、女性職員ら審査会で審査していた。

多くの応募作品の中から採用されたのが、基朝陽さん(天城小4年生)の名称「ファイヤーバスターズ号」と、作田莉朋さん(岡前小同)のシャッターデザイン原画。基さんは、「(映画)ゴーストバスターズのオバケのように火事もやっつけて欲しい」。作田さんは町マスコットキャラクター「あまぎくん」が火災消火に立ち向かう姿を描いた。

安全祈願の神事に次ぐ納車セレモニーには入選児童ら14人も招待した。車両名の入ったくす玉を割った後、児童たちが将来の夢を力強く紹介し、町当局や納入業者サイドからはクリスマスプレゼント、また新消防車試乗会などでもほのぼのと交流した。