サンタ姿でサプライズ!

秋名保育所では園児一人ひとりにプレゼントが届けられた

イブにケーキなど贈り物
秋名さねん花の会 子どもや高齢者に

龍郷町の秋名見守り隊「さねん花の会」(山田真砂子会長、30人)はクリスマスイヴの24日、集落の子どもや高齢者にクリスマスプレゼントを届ける「サプライズ作戦」を実施した。おいしいケーキやチキンを車に乗せたサンタ姿のメンバーらは、集落の学校や保育所、高齢者宅を突然訪問。「メリークリスマス」と贈り物を手渡し、子どもや高齢者たちを驚かせた。

地元の秋名で子ども食堂を展開する同会。今年は新型コロナウイルスの影響で現地開催が叶わなかったことから、「せめてクリスマス気分だけでも」と企画した。

プレゼントは会費から捻出し、手作りのケーキとチキンのセットを子どもと75歳以上の高齢者あわせて120人分を用意。サンタ姿に扮したメンバーらが数班にわかれて同コミュニティセンターを正午に出発。地域の施設や各家庭を回った。

秋名保育所では、車から降りる赤い姿を見つけた園児たちが早くも大はしゃぎ。訪問者がサンタだとわかると元気に駆け寄り、大好きなプレゼントをもらった。

秋名小学校では終業式を終えたホームルームの教室に、いきなりサンタらが登場。プレゼントを受け取った1年の楠元杏さんは「びっくりしたけどうれしかった。おうちで家族と一緒に食べたい」と喜んだ。

山田会長は「今年はイベントが減ってしまってみんなに会える機会も少なかった」と一年を振り返り、「一年の締めくくりに、地域に笑顔と感謝を届けられてよかった」と笑顔だった。