帰省シーズン迎える

帰省客の姿が続々と見られた奄美空港到着ロビー

コロナ対策で来島
奄美空港

 年末年始をふるさとで過ごす帰省シーズンを迎えた28日、奄美市笠利町の奄美空港到着ロビーでは帰省客と出迎える家族らの姿が見られた。新型コロウイルス感染拡大防止のため、遠出を自粛する傾向が昨年から続いており、例年の混雑はこの日見られなかった。

 関東方面からの直行便は午後1時15分ごろの成田空港発、同2時30分ごろの羽田空港発の便が到着。それぞれ30人ほどの家族、仲間らが出迎え、「お帰り」「おひさしぶり」などの言葉とともに駆け寄り、再会を喜び合う姿も見られた。

 東京から帰省した瀬戸内町出身の大学3年生の男性(21)は「昨年に続いての帰省だが、成田空港は昨年に比べてとても混雑していた。PCR検査、ワクチン接種も受けてコロナ対策は万全。祖父母にあいさつして元気な姿を見せたい」と話した。

 日本航空(JAL)、日本エアコミューター(JAC)によると、25日から来年1月4日までの奄美群島発着路線の予約数は、コロナ禍前の前々年比95%程度まで回復。29日の予約率は下りは75・1%、上りは3日の79・6%がそれぞれのピークとなっている。