1年を振り返り、安田市長が訓示した奄美市の仕事納め式
新年へ「みんな一丸で」
コロナ禍の奮闘など「感謝」
奄美群島の官公庁で28日、「仕事納め」を迎えた。奄美市役所では、安田壮平市長が新型コロナウイルスでの対応に追われた2021年を振り返り、市政の発展、市民の豊かな暮らしに尽くした職員の労をねぎらい、その奮闘に感謝した。
同市の仕事納め式には、職員ら約150人が出席。その他の職員らにはモニター配信を通して、市長の訓示が伝えられた。
安田市長は新型コロナウイルス感染対策のほか、ワクチン接種や飲食店への時短要請など、新たな動きとして今年に取り組んだ業務にふれ「激動ともいえる1年だったが、県や国と連携し一丸となって乗り越えることができた」と職員らの働きに感謝。「予断を許さない状況は続くが、(これからも)感染対策を万全に取り組んでいこう」などと呼び掛けた。
世界自然遺産登録の達成については「一体となって勝ち取った歴史に残る一ページで、これからがスタート」と強調。大島高校野球部や朝日中学校吹奏楽部などの活躍にもふれ「若い世代の芽が開いた年。これからもしっかり育てていきたい」と述べた。
新年に向けては「奄美も大きなチャンスは来る。いかに数をつかみとり、市民に喜んでもらえるか心して取り組まなければならない」と激励。「年明けも慌ただしい時節が続く。しっかり英気を養ってみんなで一丸となって22年に向かっていこう」と訴えた。
式では、職員9人への勤続25年表彰も実施。同市を含む群島内官公庁の仕事始めは、1月4日から。