和泊町役場サイクリングクラブ

自転車で島内一周した参加者ら=25日、和泊町役場=

町づくりに自転車活用
観光スポット巡り島内一周

 【沖永良部】自転車に優しい環境を作ろうと、和泊町役場サイクリングクラブのメンバーら10人が25日、モデルコースを試走した。観光スポットや休憩所を確認しながら、海岸線に沿って島を一周する約50㌔のコースを楽しんだ。

 同町では、第6次総合振興計画で自転車を活用した町づくりを掲げている。今回は、県が中心となって進める「奄美群島サイクルツーリズム構築事業」で設定したモデルコースを試走した。

 前登志朗町長のほか、鹿児島大学法文学部の澤田成章准教授とそのゼミ生3人も参加した。

 午前9時、同町役場を出発。知名町方面に向かうと、屋子母海岸を経て午前11時ごろに田皆岬に到着し、整備されたばかりの遊歩道を散策した。

 海岸線に沿って和泊町の半崎やワンジョビーチなども回った。休憩や昼食の時間も含め、5時間ほどで役場に戻った。

 前町長は「気持ち良く走れたし、島の自然も満喫できた。道路などの環境整備を進めれば、住民も観光客もさらに自転車を楽しめるだろう」と話した。