天城、伊仙両町で消防出初式

新春の青空にアーチを描いた一斉放水で「消防人」の使命感と士気を高めた=4日、天城町平土野港

新春の青空に水のアーチ
「消防人」の士気高揚

 【徳之島】天城町消防団(上岡義茂団長・団員数74人)と伊仙町消防団(樺山修二団長・団員69人)の2022年消防出初式は4日午後、両町であった。防火・防災啓発パレードや一斉放水、表彰など式典を通じ、住民の生命・財産を守る「消防人」としての使命感を新たにした。

 うち天城町では、天城小学校金管バンドのドリル演奏で南西糖業事業本部沿いの「南西橋」から式典会場の平土野港岸壁まで啓発パレード。岸壁では、関係機関代表らの通常点検に続き、海上への一斉放水で新春の青空にアーチを描き士気を高め合った。

 森田弘光町長は式辞で昨年、島内でも深刻化した新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の継続、また小学生から愛称やシャッターデザインを公募した町消防ポンプ車「ファイヤーバスダーズ号」の話題も交え、「災害のない平和な年に」など協力を要請。関係機関代表ら祝辞に続き、上岡団長が諸災害から「地域住民の生命・身体・財産を保護し、町民の安寧(あんねい)と秩序の保持に努める」など団長宣言した。

 各町の表彰関係は後日掲載します。