職員・入院患者など7人の新型コロナウイルス感染者が確認された県立大島病院
職員・入院患者ら「クラスターではない」
抗原検査で対応
県立大島病院は7日、勤務する職員・入院患者らについて、新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。単発的な発生から「クラスター(感染者集団)ではない」としている。
感染者の内訳は職員4人(いずれも20歳代女性で、1人は5日公表済み)、患者3人(うち1人は付き添い)。接触の可能性のある患者や職員に対して検査を実施(職員85人、患者23人)したところ、全員陰性・無症状という。各感染者の立ち寄り先については消毒済み。
感染を受けての診療は、▽クラスターではないことから、外来診療および入院診療は縮小しながらも継続▽入院は状況を踏まえ各診療科で判断、待機可能な手術は延期▽転院は、転院先が受け入れ可能なら可▽今月25日からの看護実習生の受け入れは中止▽リハビリはできる限り病棟内で完結、外来のリハビリは可能なら延期▽コロナの検査は業務負担の軽減などのため、基本、抗原検査▽全職員(事務職含む)、患者と接する場面ではアイガードまたはフェイスシールドを着用―を挙げている。
奄美市では爆発的な市中感染により新規感染者が連日過去最多を更新している中、同病院での新型コロナ検査業務への影響について総務課は「一度に多くの検査ができることから抗原検査を採用する。抗原検査もPCR検査も内容面では変わらない」と説明している。