阪神・近本選手が来島

歓迎セレモニーで地元の子ども達と記念撮影する近本光司選手(下段中央左)=沖永良部空港=

2年連続で自主トレ
空港で歓迎セレモニー 「沖永良部に感謝」

 【沖永良部】プロ野球、阪神タイガースの近本光司選手(27)が8日、自主トレで沖永良部島に入った。沖永良部での自主トレは昨年に続き2回目。春季キャンプに向け、23日まで島内の運動施設でトレーニングを行う。

 近本選手は兵庫県淡路島出身。昨シーズンは140試合に出場し、打率はリーグ4位の3割1分3厘、安打数は178安打で最多安打のタイトルを獲得。守備面でもゴールデングラブ賞を受賞し、初のベストナインに輝いた。

 沖永良部空港で歓迎セレモニーがあり、近本選手とトレーナーの仲林久善さんが飛行機から降りると、地元の野球チームに所属する少年少女が「お帰りなさい」と大きな声で出迎えた。

 和泊町の前登志朗町長は「大事な自主トレの場所に2年連続で沖永良部島を選んでもらいとてもうれしい。昨年以上の成績を残せるよう島民全員で応援している。島の子ども達に夢と希望を与えてほしい」と激励し、島の特産品を2人に手渡した。

 近本選手は「温かい人たちにサポートしてもらえることに感謝している。昨年は沖永良部で自主トレができたおかげでキャリアハイの成績を残せたが、あと一歩のところでリーグ優勝を逃した。今度こそ日本一になってみなさんを喜ばせたい」と語った。