知名町でエコアートイベント

壁に絵を描く子どもら=知名町フローラルパーク=

公園の壁を彩る 軽石を絵の具に

 【沖永良部】廃棄されるものを活用するエコアートイベントが9日、知名町フローラルパークであった。地元の子ども達50人ほどが参加し、公園の壁をカラフルに彩った。

 イベントは、漂着した軽石をアートに活用しようと、島内の植物などを使ってクレヨンや粘土を制作している「しまやどり」が主催した。廃棄物を画材に活用するプロジェクトに取り組んでいる長崎県出身のエコアートアーティスト、綾海(あやみ)さんをゲストに招いた。

 子ども達は、軽石や島の赤土などの粉末をペンキに混ぜ、綾海さんや親と相談しながら思い浮かんだ絵柄を公園の壁に描いていった。

 色鮮やかなカメとタコを完成させた東和奏さん(5)は「上手にできた」と笑顔。

 主催した「しまやどり」の宮澤夕加里代表は「プロの画家と触れ合うことで、絵を描く楽しさを味わってほしい」と話した。