奄美群島で78人感染

新型コロナ 県内は107人、4日連続100人以上
「オミクロン株に置き換わる」

 県は10日、新型コロナウイルスの新規感染者が107人確認されたと発表した。100人以上の感染者が確認されるのは4日連続。奄美群島は、奄美大島で75人(奄美市61人、龍郷町9人、瀬戸内町4人、大和村1人)、徳之島で2人、沖永良部島で1人の計78人の感染が確認された。奄美以外の感染は8市の14人と県外15人。また、県は県内でオミクロン株の感染者が多くなっていることから、「オミクロン株にほぼ置き換わっている」とし、警戒を呼び掛けている。

 奄美市の61人の年代別内訳は▽10代13▽20代11人▽30代10人▽40代9人▽50代13人▽60代3人▽80代2人。

 龍郷町は▽10歳未満1人▽10代3人▽20代2人▽50代2人▽60代1人。瀬戸内町は20代、30代、40代、50代の各1人。大和村は70代だった。

 徳之島は徳之島町の20代と伊仙町の70代、沖永良部島は知名町の10代となっている。

 また、県は変異株のスクリーニング検査で新たに13人が「オミクロン株」に感染した疑いがあるとし、ゲノム解析を行い詳しく調べることにしており、「オミクロン株疑いの感染者が非常に多くなってきており、伝搬性の高い同株にほぼ置き換わっている」と指摘。感染対策の徹底を呼び掛けている。

 県内ではこのほか、鹿児島市9人、姶良市2人。薩摩川内市、霧島市、志布志市で各1人の感染が確認された。

 県内の累計感染者数は9718人。9日現在、医療機関の入院者数は70人(前日比10人増)、宿泊施設の療養者は129人(同21人増)、自宅待機289人(同76人)。重症者はなく、酸素投与などが必要な中等症が2人となっている。