リモートで3学期始業式

リモートによる教室ごとの始業式が行われた古仁屋小学校

新型コロナ対策で古仁屋小
奄美大島3町村が3学期へ

奄美大島5市町村で奄美市、龍郷町が全小中学校の3学期の始業式を17日に延期しているなか、瀬戸内町、大和村、宇検村の小中学校で11日、同式があった。瀬戸内町の古仁屋小学校(鶴田和仁校長、児童297人)は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、2学期の終了式に引き続き、リモートによる始業式を実施。各教室でモニターを通した児童代表の新年のあいさつ、鶴田校長の言葉が伝えられた。

同校によると、リモートによる全校集会などを2020年度の2学期頃から実施。同小独自で判断の上、導入したという。

児童代表の小西敦音さん(2年)は、「進んで色々な勉強に取り組み、字をきれいに書き、3学期終了後には、みんなと仲良くできる素敵な3年生になりたい」
と抱負を発表した。

鶴田校長はコロナに対する注意喚起を伝えるとともに、「大きな目標を達成するために、まずは小さな目標に取り組んでほしい。3学期は次の学年に向けた『0学期』。仕上げをしっかりして進級、進学して欲しい」と児童たちを激励した。

始業式終了後、同じくリモートを通し、転校生2人が元気よくあいさつ。その後、全児童たちは各教室などを清掃した。

保伊織さん(6年)は、「冬休みはいとこに会えず退屈だったが、色々な植物、キツツキなどの動物を見て過ごし、散歩もしていた。まずは健康が大事。引き続きコロナに注意したい」と話した。