奄美市41人、群島全体53人

新型コロナ 県内140人、霧島市でクラスター

県は14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに140人確認されたと発表した。感染者が100人を超えるのは3日連続。また、霧島市の会食で、県内71例目となる新たなクラスター(感染者集団)が確認された。奄美群島の新規感染者数は、奄美大島で51人(奄美市41人、龍郷町7人、瀬戸内町3人)、徳之島町で2人の計53人だった。奄美以外の感染は12市の87人。感染経路が不明なのは15人で、うち5人が奄美大島の感染者だった。

奄美医療圏使用率 病床72%、宿泊療養83%

年代別内訳は奄美市が▽10歳未満8人▽10代7人▽20代5人▽30代5人▽40代4人▽50代5人▽60代3人▽70代3人。

龍郷町は10代未満2人と、10代、20代、50代、70代、80代が各1人。瀬戸内町は10代、20代、80代が各1人。徳之島町は30代の2人だった。

また、奄美群島では13日現在、556人が自宅待機している。奄美医療圏(奄美群島)の入院者数は28人(奄美大島24人)で、病床使用率は72・7%。宿泊療養施設は、83室中69室を使用しており、使用率は83%となっている。

県内ではこのほか、鹿児島市49人、霧島市17人、鹿屋市5人、枕崎市3人、出水市、垂水市、日置市、曽於市、南さつま市が各2人、指宿市、薩摩川内市、志布志市で各1人の感染が確認された。霧島市で新たに発生したクラスターの感染者は10人(13日発表の1人含む)だった。

県内の累計感染者数は1万167人。13日現在、医療機関の入院者数は94人(前日比15人増)、宿泊施設の療養者は219人(同38人増)、自宅待機567人(同53人)。重症者はなく、酸素投与などが必要な中等症が2人となっている。

また、7日以降にスクリーニング検査した355件のうち、オミクロン株の疑い例が329例あったことが報告された。13日現在、ゲノム解析によってオミクロン株の感染が確定したのは、県内で46例となっている。