子ども達とキャッチボールする近本光司選手=和泊町、城ケ丘中グラウンド=
打撃や守備手ほどき
地元の児童生徒80人に
【沖永良部】プロ野球・阪神タイガースの近本光司選手(27)が15日、和泊町の城ケ丘中学校グラウンドで野球教室を開いた。地元の小中学生約80人が参加し、あこがれの選手から打撃や守備の手ほどきを受けた。
近本選手は、出身地の淡路島と似ていることから、昨年に続き2年連続で沖永良部島を自主トレ先に選んだ。2月の春季キャンプに向け、8日に沖永良部入りし、23日まで同中学校グラウンドや島内の浜辺などでトレーニングを行っている。
野球教室は、近本選手の自主トレ先に沖永良部島を紹介した兵庫県在住で和泊町出身の山田和幸さんが代表取締役会長を務める(株)アロイ・テック(所在地、兵庫県加古川市)が主催した。
子ども達とキャッチボールした近本選手は「ナイスボール」「胸を目がけて投げて」などと声を掛け、守備練習では自らバットを握りノックを打った。
教室後に質問コーナーもあり、「ヒットをたくさん打つためにはどうしたらいいか」との質問に、「自分が打ちたいところに打てるよう、バットの角度を意識しながらトスバッティングの練習している」と答えた。
和泊小6年の立津蓮さん(12)は「昨シーズンの活躍はすごい。プロの選手が心掛けていることが分かって良かった」と笑顔。
近本選手は「プロ野球を近くに感じてくれたと思う。スポーツを通して沖永良部を盛り上げてほしい」とエールを送った。