新型コロナ・県内最多407人感染

奄美大島は27人、自宅待機が千人超える

県は23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに407人確認されたと発表した。一日の感染者数が400人を超えるのは初めてで、2日連続で過去最多を更新。感染者の増加にともない、自宅待機者は初めて千人を超え1052人となった。奄美の新規感染者は、奄美市22人と瀬戸内町3人、龍郷町2人の計27人だった。奄美以外の感染は21市町の3377人。県外の感染者は3人だった。感染経路が不明なのは32人で、うち9人が奄美大島の感染者だった。

年代別内訳は、奄美市が▽10歳未満2人▽▽10代5人▽30代1人▽40代2人▽50代5人▽60代1人▽80代2人▽90歳以上4人。瀬戸内町は50代、60代、70代が各1人。龍郷町は10代と50代がそれぞれ1人だった。

県内ではこのほか、鹿児島市172人、霧島市69人、鹿屋市26人、姶良市21人、いちき串木野市18人、薩摩川内市17人。指宿市、日置市、さつま町が各8人。枕崎市5人、出水市、南九州市、伊佐市が各4人。志布志市、南大隅町がそれぞれ3人、肝付町2人。垂水市、曽於市、南さつま市、大崎町、錦江町が各5人の感染が確認された。

この日確認されたクラスター関連の感染者は、いちき串木野市の学校部活動(15人)など4例の計23人。新たなクラスターはなかった。

県内の累計感染者数は1万2464人。22日現在、医療機関の入院者数は190人(前日比3人減)、宿泊施設の療養者は612人(同29人増)、自宅待機1052人(同222人増)。重症者は1人で、酸素投与などが必要な中等症が10人となっている。