箱根駅伝初出場を報告

山元宗町長(左端)らを訪ねた有村祐亮選手(中央)=6日、与論町役場=

与論町出身の有村選手(神奈川大)
「島民の応援のおかげ」

【沖永良部】与論町出身で、今月3日に行われた箱根駅伝の復路を走った神奈川大学3年の有村祐亮選手(21)が6日、同町役場に山元宗町長らを訪ね、島民の応援に感謝した。

有村選手は復路のアンカーを任され区間9位。チームは総合12位だった。同町役場によると、町出身者が箱根駅伝に出場するのは初めてだという。

この日は、父・泰和さん(56)と町役場を表敬訪問した。歓迎セレモニーで山町長は「素晴らしい走りだった。島民全員が喜んでいる」と述べた。

有村選手は「走っていた時、何度も苦しい場面があったが、島から届いた多くの応援メッセージのおかげで走り切ることができた」と感謝し、4年生に向け「出雲と全日本、箱根の大学3大駅伝に出場して活躍する姿をみなさんに見せたい」と意気込みを語った。