2ndアルバム「加那」発表
商店街「カナドニシヒラ」で
シマ唄の唄者として活動する平田まりなさん(25)のセルフプロデュースによる2枚目のアルバム「加那―kana―」が29日にリリースされるのを記念して、同日午後3時から、奄美市名瀬末広町の商店街にある「カナドニシヒラ」で平田さんのトークショー「加那発表の儀」が開催される。同アルバムに収録されているシマ唄なども披露する予定で、平田さんは「多くの人に、シマ唄の魅力を知ってもらえる機会にできたら」と来場を呼び掛けている=写真=。
19年9月発売の1枚目アルバム「跡(アシアト)」以来、2年4カ月ぶりとなるアルバム「加那」は「上がれ世ぬ春加那」など曲名に「加那」が付くシマ唄6曲と「行きゅんにゃ加那」の原曲に平田さんが詩を付けたバージョンを合わせた全7曲を収録(税込み2200円)。同市の「セントラル楽器」や「TSUTAYA名瀬店」などで販売するほか、音楽配信サービスなどでも購入できる。
平田さんは「加那には、好きな人や愛しい人といった意味が込められており、これまで多くの人の愛情に支えられシマ唄を歌うことができたことへの感謝の思いを込めた」と、アルバムへの思いを語り、「シマ唄を歌い継ぐ未来の子どもたちに残せるような作品になれば」と話した。
29日のトークショーでは、シマ唄の師匠である祖母、松山美枝子さんもお囃子役として参加。奄美民謡大賞、民謡民舞全国大会等で数々の受賞歴を持つ自慢の歌声を披露する。会場では、マスク着用など新型コロナ対策への協力もお願いすることにしており、平田さんは「できるだけ密にならないようにして、シマ唄やトークを楽しんでほしい」と話している。