県内関係者から喜びの声相次ぐ

奄美市役所前の市民広場には、長さ7・8㍍の巨大懸垂幕(右)が掲げられ、安田市長らもセンバツ出場決定を祝福した

甲子園での躍動に期待

 県立大島高校の選抜高校野球大会大会出場が決定した28日、塩田康一知事や安田壮平奄美市長ら多くの県内関係者から大島高校野球部の快挙を祝福、大会での活躍を期待するする喜びの声が届いた。

 ▽塩田知事
 「出場決定は、『島から甲子園』の合言葉のもと、『甲子園に出場する』という強い意志と、それに向けて積み重ねてきた皆さんの努力のたまもの。離島の様々なハンディキャップを乗り越えながら、九州地区大会でみせた最後まであきらめないひたむきな姿は、島民のみならず県民及び県出身者の大きな勇気と希望、元気をくれました。甲子園で皆さんのはつらつとしたプレーを心から期待しています」

 ▽県高野連・山内昭人理事長
 「九州大会での大活躍は、奄美大島のみならず県全体を大いに熱狂させてくれました。センバツ大会でも、普段通りの野球で大暴れし、ぜひ全国の高校野球ファンに元気と勇気、感動を届けてください」

 ▽安田市長
 世界自然遺産登録に続き、離島のハンディを乗り越えたセンバツ出場の快挙は、奄美群島民へ元気と希望を与えてくれました。激闘に次ぐ激闘の末に、離島勢初の県大会制覇を達成し、さらに九州大会では勢いそのままに準優勝を成し遂げた大高ナインの雄姿は今も目に焼き付いています。8年前の先輩が後輩に託した甲子園初勝利を勝ち取り、『結いの精神』で、聖地甲子園で躍動することを期待しています」

 ▽大島郡町村会会長・高岡秀規徳之島町長
 「野球部には奄美大島のみならず喜界島や徳之島出身の選手も在籍しており、まさに奄美群島の代表としての出場であり、聖地甲子園球場においてその実力をいかんなく発揮され、活躍することを群島民一同期待しています」

 ▽竹田泰典龍郷町長
 「甲子園出場おめでとうございます。島民のみなさんはもちろん出身者のみなさんも喜んでいることと思います。このことは、希望と感動を与えてくれることであり、子どもたちの今後の活躍を大いに期待しております」