喜界島フォトコン

喜界島観光物産協会長賞受賞の大友琴代さん作品「カニ目線」

会長賞に大友さん(喜界町)最多327点応募、入賞作品決まる

喜界島の魅力を題材にした「喜界島フォトコンテスト2021」(喜界島観光物産協会主催)の審査がこのほどあり、入賞作品9点が決まった。20年は新型コロナウイルスの影響で中止したため、開催は2年ぶり。最高賞となる喜界島観光物産協会長賞には喜界町伊砂集落在住の大友琴代さんの作品「カニ目線」が輝いた。

コンテストは、島内外へ喜界島を発信しようと企画。メールやSNSを通じて県内外を問わず過去最多の計327点の応募があった。

会長賞を受賞した大友さんの作品は、同町の観光スポットでもあるスギラビーチをローアングルから捉え、サンゴ石あふれる砂浜をフォーカス。白と青のコントラストを鋭く対比させることで海や空の雄大さを表現した。

移住から1年、大友さんは「東京と比べるとどこへ行っても空が広く思わず見上げてしまう。喜界島の青いきれいな海とそれに負けない広い空を写した」と制作意図を説明。「軽石もコロナも過ぎて、この空と海の下でたくさんの人が集う光景を早く見たい」と喜んだ。

審査員で同協・地域おこし協力隊の谷川理さんは「様々な切り口で喜界島らしい写真が多く、審査には大変苦労した」と総括。「コロナ禍で投稿数減も危惧したが過去最高の応募数。(次の)10周年はさらに盛り上げていきたい」と感謝した。

入賞者の在住別は、喜界町4人、奄美市2人、鹿児島市1人、東京都1人、岡山県1人。入賞作品は同協会ホームページで確認できる。

その他の入賞者は次の通り(敬称略)。

▽よろこびと賞・上田写真館賞 盛崎渉▽十兵衛賞 喜界町役場企画観光課▽喜界町商工会長賞 橋本大輝▽喜界島酒造賞 浦郷和世▽朝日酒造賞 吉行秀和▽オリジナル工房賞 實浩希▽喜界島薬草農園賞 冨永圭一▽Funky Station SABANI賞 行本未沙希